プロの技術でどんな現場でも対応

緑地管理の林業部は、「森林保育」と「素材生産」を主な事業としています。
所有者の方から委託を受けた山林を適切に手入れし、資産価値を高めるとともに、山林を管理し整備することで、CO2の抑制や土砂災害などの自然災害を防ぎ、獣害を減らして、地域の活性化と持続可能な社会の実現にも貢献します。

林業のサイクル
林業のサイクル
林業のサイクル

森 林 保 育

地ごしらえ

地ごしらえ

地ごしらえとは、伐採後、林地に残された幹の先端部や枝、雑草木を整理、配列する作業です。地ごしらえをすることで、植栽が容易にできるようになります。

植林

植林

伐採跡地が再び豊かな森林になるよう苗木を植える作業です。近年、コンテナ苗の導入により植え付け時期が長くなったため、伐採後すぐの植栽が可能となっています。また植栽の苗は、環境に配慮された小花粉のスギ・ヒノキが主流となっています。

獣害対策用ネット張り

獣害対策用のネット張り

幼齢木や成林した樹皮の食害など、シカやイノシシなどの野生鳥獣による森林被害は、深刻になっています。そのため、獣害対策が必要な地域では、植林地全域に防護柵を設置したり、苗木にツリーシェルターなをつけたりするなど、地域の特色に応じた様々な対策を講じています。



下刈り

下刈り

下刈りとは植栽した苗木が健やかに育つように、下層部に生える雑草や雑木を刈り取る作業です。幼木に十分日光が当たるように手入れすることで、生育環境を適切に保つことができます。

捨て切り間伐

捨て切り間伐

間伐とは、樹木の混み具合に応じて、成長の遅い木やまがりのある木を伐採し、残った木の成長を促す作業です。間伐を行うと、地表に光が差し込むようになり、下層植生の発達が促され、水源涵養機能、土砂災害防止機能、生物多様性保全機能といった森林の機能が高まります。また、残した木が成長しやすくなるため、木材の価値を高めることもできます。

素 材 生 産

搬出間伐

搬出間伐

搬出間伐は、保育の間伐と同じく植栽木の適正な密度管理のために行う作業です。ただし、林齢が比較的高い森林では、間伐したスギやヒノキを廃棄するのではなく、木材等に有効利用します。伐採した間伐材は、利用に適した長さに玉切りし、木材市場等に運び、製材業者等に販売します。

皆伐

皆伐

皆伐とは、環境に配慮しながら、対象となるエリアの木をすべて切り倒し、山林から木を搬出する作業です。現在、戦後植栽された人工林は成熟し、本格的な利用期を迎えています。そのため、伐採された木は、利用に適した長さに玉切りされ、建築資材などの用途で活用できるよう加工されます。近年では、木材にならない不良な木もバイオマス燃料や製紙原料の木材パルプとして十分に利用し活用されるようになっています。

請 負 業 務

特殊伐採

特殊伐採

倒木の恐れがある高木や巨木を根元から倒さずに伐採する特殊伐採をはじめ、住宅を建設するための造成工事、除草作業、支障木伐採などの業務を請け負っています。