害獣対策部 (KEMONO FOREST)

近年、山間地域を中心に獣害は深刻化しています。
シカやイノシシ、クマ、サル、ネズミなどの野生動物が農地に侵入して農作物を食べたり掘り起こしたりする農業被害や、山林の樹木・植物を荒らす森林被害は、農業や林業に携わる人にとって、死活問題となっています。
また家屋への侵入や人間への直接的・間接的な被害も増えていると言われており、獣害対策の必要性は高まっています。
しかし、これらの被害を個人で食い止めるには限界があります。獣害対策は、グループや地域を挙げての取り組みが欠かせません。また日本全国同じ対策を実施するのではなく、地域の特性を把握した取り組みが重要となります。

ケモノフォレスト

緑地管理では、実際に獣害でお悩みの地域に足を運び、自治体と連携しながら、有効な対策を地域住民の方々と共に考え、アドバイスを行っています。
鳥獣被害対策は、3本の柱である「被害防除」「生息地管理」「個体数管理」をベースに、各地域の被害状況に適した対策を立てることが重要です。私たちは、地域住民の方々とともに地域の問題点を把握して有効な対策を考案し、獣害を低減する取り組みを長期にわたってサポートしています。

獣害対策コンサルティング

獣害対策コンサルティング

獣害対策で大切なのは、「環境整備」と「柵・わなの設置」、そして「捕獲」です。この3つのポイントをもとに、私たちは地域住民の方々にアドバイスを行いながら、共に対策を考え、自治体の支援を活用しながら、その地域に合った取り組みを実践しています。

講演会・勉強会の開催

講演会や勉強会では、まず獣害に関して、知っておかなければいけないことをお伝えし、その上で対策を考えていきます。中でも獣害は人間が原因をつくっていることを知り、対策を講じることが重要です。
例えば、以前は、個々の敷地内に植えていたカキやクリなどの果樹は収穫し、消費していましたが、現在は実が落ちてもそのまま放置されることが増えています。また出荷や消費できない農作物等をそのまま畑に置いておくケースも見られます。
しかし放置した農作物などは野生動物の餌となり、シカやイノシシなどが人里に集まる大きな要因となります。そうした事実を地域の皆さまにお話しし、環境を整備することからアドバイスを行っています。

講演会・勉強会の開催
集落環境診断

集落環境診断

実際に現地へ赴き、集落ごとに講演会や勉強を開催。その後、地域内を歩いて、被害を受けている地域や獣害の要因となっている場所を、地図に記載していきます。そうして集めた情報をもとに、どんな対策が有効かを地域住民の方々とともに考え、具体的な取り組みを行っていきます。

ワイヤーメッシュ柵・電気柵設置講習

各種柵を設置する方法を指導します。
獣害に悩む地域では、鳥獣対策被害交付金があり、獣害対策のための柵やわなが提供されることがありますが、多くの人が使いこなせていないのが現状です。設置の方法を誤ると、正しく機能しないため、私たちが適切な使用方法や設置方法を現地にてお伝えしています。

ワイヤーメッシュ柵・電気柵設置講習
機能診断

機能診断

柵は設置すれば終わりというものではありません。適切に機能しているかを定期的に確認するなど、その後の維持管理も重要になります。私たちは、柵を設置した後も、定期的に現地へ赴き、機能していない柵があれば改めて指導やアドバイスを行うなど、長期的にサポートする体制を整えています。

各種わな設置講習

シカ、イノシシ、ハクビシン、アライグマといった野生動物の捕獲方法を講習会にて指導します。またわなを設置して捕獲した後の対策は、各市町村のルールに従い、対応を検討します。

各種わなで捕獲した野生動物を殺処分する「止めさし」についても、講習会でその方法をお伝えします。

各種わな設置講習

緑地管理の獣害対策部は、獣害にお悩みの自治体からのご相談を随時受け付けています。

私たちは地域に住んでいる方々が、最終的に自分たちで獣害対策を実施していけるように、現地へ足を運び、地域の特性に合った対策の構築から柵やわなの設置方法、その後の対処方法まで、獣害対策のあらゆるノウハウを伝授いたします。

日本全国どこでもお伺いしますので、お気軽にお問い合わせください。